2026/05/26
家づくりQ&A
Q&A② 平屋はなぜ高い?

平屋はなぜ高い?
最近は、
「平屋を建てたい」
というご相談が非常に増えています。
老後も暮らしやすく、
家事動線もシンプルで、
階段のない暮らしができる。
平屋にはたくさんの魅力があります。
ただ、お客様からよくいただくのが、
「平屋って、なんで高いんですか?」
というご質問です。
今回は、平屋が高くなりやすい理由について、簡単にご説明します。
Q. 平屋はなぜ高いのですか?
A. 主な理由は、
基礎面積と屋根面積が増えやすいからです。
例えば、延床面積100㎡の家で考えると分かりやすいです。
平屋の場合は、
1階だけで100㎡必要になります。
そのため、
基礎も屋根も、おおよそ100㎡分必要になります。
一方、2階建ての場合は、
1階50㎡、2階50㎡という形にできます。
この場合、延床面積は同じ100㎡でも、
基礎と屋根はおおよそ50㎡分で済みます。
つまり平屋は、同じ延床面積でも、
2階建てより基礎や屋根の面積が大きくなりやすいのです。
小さい平屋でも建てられますか?
もちろん建てられます。
20〜30坪前後のコンパクトな平屋を希望される方もおられます。
ただし、住宅は小さくなるほど、
坪単価は上がりやすい傾向があります。
理由は、家が小さくなっても、
キッチン
お風呂
トイレ
洗面台
給湯器
など、生活に必要な設備は大きく減らないからです。
そのため、建物全体の面積が小さくなるほど、
1坪あたりに占める設備費や工事費の割合が大きくなります。
また、平屋の場合は、
小さな建物でも基礎や屋根の割合が大きくなりやすいため、
2階建てより坪単価が高くなる場合があります。
「36坪以上〜」という表記について
みやけ工務店のホームページでは、
価格表示の目安として「36坪以上〜」という
表記をしている場合があります。
これは、
「36坪以上の家しか建てられない」
という意味ではありません。
その坪単価表示は、
36坪以上の大きさの住宅を想定した場合の価格目安です。
30坪未満のコンパクトな平屋ももちろん対応可能です。
ただし、面積が小さくなる場合は、
狭小単価割増などにより、
表示されている坪単価とは異なる場合があります。
家の大きさや形、仕様によって価格は変わるため、
詳しくは個別にご相談いただく形になります。
土地が広く必要になる場合もあります
平屋は建物が横に広がるため、
2階建てより広い土地が必要になる場合があります。
駐車場
お庭
隣地との距離
日当たり
なども考えると、
土地条件によっては建築計画が難しくなるケースもあります。
そのため、平屋を希望される場合は、
土地探しの段階から相談していただくことが大切です。
ただし、平屋には大きなメリットもあります
もちろん、平屋は「高いからダメ」というわけではありません。
階段がない
洗濯動線が短い
老後も暮らしやすい
家族との距離感が近い
メンテナンスしやすい
など、平屋ならではのメリットがあります。
特に最近は、
将来の暮らしやすさを考えて平屋を選ばれる方も増えています。
三宅工務店の考え方
みやけ工務店でも、平屋は人気があります。
ただ、平屋は2階建てより費用が上がりやすく、
さらに面積が小さくなると坪単価も上がりやすい傾向があります。
だからこそ、
「平屋だから高い」
「小さい家だから安い」
と単純に考えるのではなく、
どんな暮らしをしたいか
どのくらいの広さが必要か
どこまで費用を掛けるか
を整理しながら考えることが大切です。
みやけ工務店では、
建物の大きさや土地条件も含めて、
できるだけ現実的な総予算でご相談いただけるようにしています。
まとめ
平屋は、
基礎面積や屋根面積が増えやすいため、
2階建てより坪単価が高くなる傾向があります。
また、20〜30坪前後のコンパクトな平屋でも建築は可能ですが、
面積が小さくなるほど、
狭小単価割増などにより坪単価は上がりやすくなります。
ただし、平屋には、
家事動線
老後の暮らしやすさ
メンテナンス性
など、多くのメリットがあります。
特に、足場を設置しなくても可能なメンテナンス、
外装リフォームが大きなメリットと考えています。
家づくりでは、価格だけでなく、
「どんな暮らしをしたいか」
まで含めて考えることが大切です。

この記事を書いた人
三宅 大輔
■所有資格
2級建築士
1級建築施工管理技士
1級土木施工管理技士
■PR
三宅工務店 代表取締役。現場監督歴20年/営業歴12年。
家づくりの現場で、製図・測量・工程管理・職人手配・見積り・お客様対応まで、
住宅づくりの表も裏も見てきた経験を持つ。
現在は、営業・設計・見積り・不動産相談・広報まで幅広く担当。
みやけ工務店が大切にしているのは、ただ高性能をうたう家でも、
見た目だけを整えた家でもなく、
性能・間取り・施工内容・総予算のバランスが取れた、納得できる家づくり。
家づくりは、きれいなパンフレットだけでは分からない。
標準仕様に何が含まれるのか。
追加費用はどこで発生するのか。
土地によって総額はどう変わるのか。
現場では何に注意すべきなのか。
このコラムでは、住宅会社に都合のよい説明だけではなく、
建てる人が冷静に判断できるよう、
費用・性能・間取り・土地・施工の現実を実務目線で解説する。
「家は無理して背伸びして建てるものではなく、納得して建てるもの」
という考え方を軸に、みやけ工務店らしい家づくりの情報を発信する。










